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絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み

絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み

市川 正美, 大岩 尚宏, 島本 裕志, 武内 覚, 田中 隆久, and 丸山 翔平

翔泳社 / 2024-10-23

累計読者数4
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約6時間46分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

Linuxを触っていると、「なんとなく動いてはいるけど、中で何が起きているのか自信がない」という瞬間がけっこうあります。特にスケジューラ周りや割り込みの動作みたいに、普段はブラックボックス扱いしてしまう部分ほど、実務でトラブルに遭うと急に不安になります。自分も同じで、調べても概念だけがふわっとして、実際のコードや仕組みと結びつかないまま迷子になることがありました。 この本は、その「ふわっとした理解」から一歩抜け出すときにちょうどよかったです。たとえば、割り込み処理のトップハーフとボトムハーフが何をどこまで担当しているのか、具体的な動きのイメージが描けるようになったのは大きかったです。CFSからEEVDFへの流れも、スケジューラがどんな前提でCPU時間を配分しているかを押さえることで、単なる機能名じゃなく「なぜそうするのか」に転換して理解できました。カーネルコンフィグの整理も、実際にどの設定がイメージに入り込むのかまで触れてくれるので、環境構築の迷いが少し減ります。 コードに踏み込みすぎず、でも概念だけにも逃げない絶妙な距離感なので、「現場でLinuxを扱うけれどカーネルはまだ霧の中」という人には特に刺さると思います。自分のように、仕事で遭遇する謎の挙動にもう少し筋道をつけたいと感じている人に向いている一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ハードとソフトの世界をつなぐ OSの根幹となる仕組みを理解しよう OSにおいて、カーネルとはその名のとおり「核」となるコンポーネントであり、記憶領域やファイルシステムの管理、プロセス制御、スケジューリング、ネットワーキングなど、ハードウェア制御に関わる幅広い機能を担っています。 Webやエンタープライズ、組み込みに至るまで、世界中のあらゆるところで、Linuxを基本OSとするシステムが稼働しています。Linuxはオープンソースソフトウェアであり、誰でも広くアクセスできることがその発展を支える特徴の1つといえるでしょう。しかし、その土台となるカーネルに限ってみても、ソースコードを読み込んで理解するにはあまりにも大規模かつ複雑な存在です。そのため、Linuxカーネルの役割や仕組みを理解している人が少ないのもまた事実なのです。 ソフトウェアの開発・利用において、カーネルのような根幹部分について理解せずにすむのがOSの役割ではあるものの、エンジニアとしてはこうしたシステムの根本的な仕組みを知り、具体的にイメージできることが大きな強みになります。本書では、長くLinuxカーネルを扱ってきた著者陣が、スケジューリングやメモリ管理など古典的なOS機能はもちろん、VMやコンテナ、セキュリティ機能など、より新しい内容も幅広く、多くのイラストを交えて解説します。これまで専門的な知識がなければなかなかアプローチできなかったLinuxカーネルの構造や仕組み、働きについて、さまざまな視点から解説する1冊といえるでしょう。 ◆◆◆◆目次◆◆◆◆ 第1章 Linuxカーネルの基本 第2章 プロセススケジューラ 第3章 メモリ管理 第4章 ファイルシステム 第5章 ブロックI/O 第6章 デバイスマッパ 第7章 LVM 第8章 ネットワーク 第9章 セキュリティ 第10章 ハイパーバイザと仮想化 第11章 コンテナ型仮想化 第12章 トラブルシューティング/デバッグ概要
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