
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (角川文庫)
山口 周
KADOKAWA / 2023-11-24
累計読者数71
平均ハイライト数 38.3件/人
推定読了時間 約4時間54分
star総合評価 76/100
start序盤集中型
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この本について
仕事をしていると、「この制度って本当に意味あるのか」とか、「自分の判断ってどこまで自分の意思なんだろう」とか、言葉にしづらいモヤモヤが積み重なることがあります。人事評価のように、みんな違和感を持ってるのに誰も止めない仕組みや、気づけば上司や組織の“空気”に自分の考えが寄っていく感じ。こういう時って、正解を探すよりも、まず自分が何に影響されているかを一度見直したくなるんですよね。 『武器になる哲学』が面白いのは、難しい哲学を学ぶ本というより、そういう「見えない前提」に気づかせてくれる実用書として読めるところです。たとえば、公正世界仮説を知ると、「努力すれば報われるはず」という前提に無意識で縛られている自分に気づきますし、サルトルの「自由の刑」に触れると、やらない選択も含めて“自分が選んでいる”部分を避けてきたな、とハッとします。人事制度の話もそうで、制度そのものが正しいかどうかを疑う視点は、働きながらだと意外と持ちにくいんですよね。 この本は、何かを断定してくれるわけではありません。でも、自分の思考がどこから来ているのか、組織の“当たり前”を一段引いて見られるようになる。その距離感があるだけで、日々の判断の重さが少し軽くなる気がします。今の環境に違和感はあるけど、感情論ではなく「ちゃんと考えたい」人に刺さると思います。
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出版社による紹介
「使える哲学本」として、ビジネスパーソンから圧倒的支持! 知的戦闘力を最大化する、リベラルアーツ超入門。 コンサルの現場で一番役立ったのは哲学だった——。 「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。 【本書で紹介するキーコンセプト】 ●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために ・ロゴス・エトス・パトス——論理だけでは人は動かない(アリストテレス) ・悪の陳腐さ——悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか ●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために ・悪魔の代弁者——あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル) ・解凍=混乱=再凍結——変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか ●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために ・アノミー——「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム) ・パラノとスキゾ——「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか ●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために ・シニフィアンとシニフィエ——言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール) ・反証可能性——「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか
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