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はじめての政治哲学 「正しさ」をめぐる23の問い (講談社現代新書)

はじめての政治哲学 「正しさ」をめぐる23の問い (講談社現代新書)

小川仁志

講談社 / 2010-12-20

累計読者数8
平均ハイライト数 22件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

仕事でも日常でも、誰かの価値観に引っ張られて決めただけなんじゃないか…とふと不安になる時があります。自分で選んだつもりでも、環境や周囲の空気で動いているだけなんじゃないか、と。そんなモヤモヤを言語化するのに、この『はじめての政治哲学』はけっこう役に立ちました。 たとえば、フーコーの「見えない権力」の話を読むと、僕らが無意識に“正しい行動”だと思っているものの多くが、実はパノプティコンみたいな構造の中で育てられた規律だったりすることに気づきます。逆にカントの「自律」の議論に触れると、では自分の意思で選ぶとはどういう状態なのか、少し現実的に考えられるようになります。さらにサンデルの「位置づけられた自己」の考え方に触れると、完全な独立なんてそもそも無理で、共同体との関係性の中で揺れ動くのが人間なんだと、肩の力が抜ける感じもあります。 政治哲学と聞くと難しそうですが、この本は“答え”よりも“視点”をくれるタイプで、抽象論のまま終わらず、実際の判断や行動にじわっと効いてくるつくりです。自分の選択の根っこを見直したい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人命救助は私たちの義務なのか? 政治家は市民より正しいのか? なぜ定住外国人に参政権が与えられないのか? もし日本人がマイノリティになったらどうする? 貧しい家庭の子のほうが大学入学に有利になるとしたら? なぜ話し合いが必要なのか? 孤独死と幼児虐待の問題の解決策とは? さまざまな問いから私たちの社会を考えるヒントがいっぱいの入門書。(講談社現代新書)
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