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「待つ」ということ (角川選書)

「待つ」ということ (角川選書)

鷲田 清一

筑摩書房 / 20150408

累計読者数25
平均ハイライト数 15.6件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 59/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 36%

この本について

最近、動けば答えが出るはずなのに、動くほど視野が狭くなっていく感じがあって。特に、人との関係や仕事の行方みたいに、自分ひとりでは決着をつけられないことほど「早く結果を知りたい」と焦ってしまうんですよね。でもその前傾姿勢のまま頑張り続けると、未来そのものを見なくなる瞬間がある。ここにモヤモヤしている人は多いと思います。 この本は、その「待てなさ」の裏側を、精神論ではなく、具体的な感覚として描き出してくれます。たとえば、待つとは放置でも諦めでもなく、身を開いたままにしておく姿勢だという指摘。これは、返事を急かしたくなるときや、成果が出ない仕事を抱えているときの心の持ち方を、少しだけ現実的なものに変えてくれます。もうひとつ印象的なのは、「待たれる側」のしんどさにも触れているところ。誰かに期待されると不安になるけれど、同時にそれが自分の存在を確かにする、という視点は、人間関係のギクシャクを丁寧にほどいてくれます。 急かすでも、放り出すでもない。時間や相手に少しだけ空き地をつくる。この感覚を求めている人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「聴く」という受け身のいとなみを通して広がる哲学の可能性をさまざまな形で問い直し、ホモ・パティエンスとしての人間を考察す…
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