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文學界 2025年1月号[雑誌]

文學界 2025年1月号[雑誌]

文學界編集部

累計読者数4
平均ハイライト数 8件/人
star総合評価 30/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、気づけば「効率よく」「役に立つか」で物事を判断してしまうときがありますよね。疲れたと言いづらかったり、自分の関心より周りの目を優先してしまったり。なんとなく息苦しいのに、どこから手をつければいいのか分からないまま時間だけ過ぎていく。最近の自分もずっとそんな感じでした。 『文學界 2025年1月号』は、小説家や研究者の対話の中に、その息苦しさをほぐす小さなきっかけがいくつもあります。例えば、「目的や手段から自由になる瞬間を大事にしたい」という話や、「疲れたと言って休むことへの抵抗が薄れてきた」という感覚の共有は、自分の生活を少しだけ取り戻していいんだと思わせてくれました。また、AIとの距離感を語る場面では、考えるプロセスをどこまで自分で抱えるか、どこから外に委ねるかという、いま多くの人が密かに抱えている不安に、丁寧な言葉で触れています。 さらに印象的だったのは、書くことや暮らすことに「身体」がどう関わるかという話題です。手書きじゃないと届かない言葉があるとか、肉体は創作の装置だという感覚は、効率とは別の尺度を思い出させてくれます。大げさな結論は出ないのに、読み終えるとなぜか自分の速度で考えていいんだと思える。雑誌というより、静かな対話に立ち会ったような読後感でした。 目の前のルーティンに追われながら、「この感じ、ほんとに普通なんだろうか」と立ち止まりたい人に刺さると思います。

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