
スパルタ 古代ギリシアの神話と実像 (文春新書)
長谷川 岳男
文藝春秋 / 2024-12-17
累計読者数4
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約2時間43分
star総合評価 41/100
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この本について
仕事でも生活でも、「みんなが言う“正しさ”って本当にそうなのか?」と立ち止まりたくなる時があります。厳しさや規律みたいな言葉に触れると、つい理想化された物語だけを信じてしまいがちですが、実際の人間社会ってそんなに単純じゃないよな…というモヤモヤが残ることも多いと思います。 この本は、まさにその「思い込み」を一度ほぐしてくれました。スパルタ=強さの象徴、徹底した教育、揺るがない規律…そんなイメージがどれだけ神話化され、どれだけ現実とズレているのかを丁寧に解きほぐしていきます。例えば、徹底した公教育があったように語られながら、実際は文化的な“見せ方”による影響が大きかったことや、撤退を許さないという有名な気風も、プルタルコスらの伝承によって理想化された側面が強いこと。こういう「現実の揺らぎ」を知ると、強さとか規律って、実は社会が作ろうとした物語とセットで存在しているんだと実感します。 何が自分の価値観を形づくっているのかを一度見直したい人に刺さる本です。歴史の話なのに、自分の働き方や集団との関わり方を考えるきっかけになるところが、この本の quietly 効くところだと思います。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
元祖“スパルタ教育”の実態に迫る。 格差を感じさせない、理想的な体制だった!? マキャベリが「最も優れた国制」、ルソーが「安定した社会」だと絶賛。 プラトンが高評価し、ナチスが賛美。 スパルタは、1000におよぶポリスが乱立する古代ギリシアにおいて 軍事大国として君臨し、アテナイ(アテネ)と覇権を争っていた。 なぜ長期間にわたって強国を維持することができたのか。 賛美者が絶えない「理想の社会」の実像とは——。
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