
メルロ=ポンティの思想 (講談社学術文庫)
木田元
岩波書店 / 2025-03
累計読者数3
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star総合評価 61/100
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この本について
日常のなかで、人との距離感や「自分がどう見えているのか」がふと分からなくなることがあります。頭では整理しているつもりでも、身体がついてこない感じというか、そのズレがずっと気になってしまうことがあるんですよね。 『メルロ=ポンティの思想』は、そんなモヤモヤを「身体から世界をとらえ直す」という視点で整理してくれます。世界との関わりは、思考だけで作られるのではなく、まず身体が先に世界に触れているという発想を置くと、人との関係や自分の在り方が少し違う角度で見えてきます。反射すら状況への応答として意味を帯びる、という話は、行動を「説明」よりも「生起」として受け止める感覚に近いかもしれません。また、幼児の鏡像のように、私たちの「自己の感じ方」も、内側と外側が重なりながら形になっていくという視点は、自己認識に行き詰まったときのヒントになります。 難解に思えるかもしれませんが、著者の解説は意外と実感ベースに寄り添っていて、思考が迷路に入りやすい人ほど腑に落ちる部分があるはずです。自分と世界のつながり方を手触りのあるかたちで考えたい人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
浩瀚かつ難解な著作で知られるメルロ=ポンティ。日本への紹介に尽力した第一人者が、その構想の全容を明らかにした無二の概説書。
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