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ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法 (講談社現代新書)

ほんとうの会議 ネガティブ・ケイパビリティ実践法 (講談社現代新書)

帚木蓬生

講談社 / 2025-03-21

累計読者数8
平均ハイライト数 7.5件/人
推定読了時間 約2時間35分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について

仕事でも家庭でも、話し合いがいつのまにか「結論を出す場」になってしまって、息苦しさを覚えることがあります。相手の言葉を聞きながらも、どこかで急いで理解しようとしていたり、自分の答えを用意してしまったり。そんなとき、対話そのものが形だけになっている気がして、僕自身よくモヤモヤしていました。 『ほんとうの会議』が面白いのは、この“結論に急ぐクセ”そのものをほぐしてくれるところです。不確かさに耐えるネガティブ・ケイパビリティや、意図的に「知ろうとしない」態度の話は、会議や相談の場面だけでなく、日常のコミュニケーションにそのまま持ち込めます。特に、自分の意見を押し付けずに、相手の言葉が他者に反復されることで意味が深まっていく場づくりの描写は、読んでいて妙に納得がいきました。 また、オープン・ダイアローグの「対話は手段ではなく目的」という考え方は、効率や成果に引っ張られがちな自分にとって、かなり視点を揺さぶられました。まとめず、評価しないことでかえって安心が生まれるというのも、実際の会議で試してみると確かに腑に落ちます。 結論を急がずに人と向き合いたいのに、つい急いでしまう人には静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

討論なし。 批判なし。 結論なし。 「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、 なぜこれほど人生を豊かにするのか? 私たちが囚われている 「不毛な会議」観を 根底からひっくり返す! 人生を変える、新しい形のミーティング 本書の内容 ●「ネガティブ・ケイパビリティ」と「オープン・ダイアローグ」が、新しいミーティングの二大要素。 ●ネガティブ・ケイパビリティとは、「不確実さや神秘さ、疑いの中に、事実や理を早急に頼ることなく、居続けられる能力」。 ●オープン・ダイアローグの核心は、ポリフォニー(多声性)。 ●答えのない世界に身を置いて、対話し続けるうちに、思いもかけない世界が見えてくる。 ●評価を放棄することで、自由で自然な対話が生まれる。 ●ミーティングは、雑多な意見が披露され、種々の声が行き交うカーニバルのようであるべき。 ●「答えは質問の不幸である」。すぐに答えを求めることは可能性を閉ざす。 ●薬もカウンセリングも効果がなかったギャンブル症者が、自助グループのミーティングで回復。 ●ラカン、メルロ=ポンティ、カミュ、バタイユ、ミッテランらフランスの知性を輩出したパリのアパルトマンで、日夜繰り広げられた「終わりなき対話」。 《目次》 第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング 第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ 第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング 第四章 答えは質問の不幸である
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