
サイバー攻撃 その瞬間 社長の決定 (関通サイバー攻撃対策室)
達城久裕
関通サイバー攻撃対策室 / 2025-06-20
この本について
サイバー攻撃の話って、自分の会社にはまだ関係ないと思いたい一方で、どこかずっと不安が残るんですよね。バックアップを取っているから大丈夫、と自分に言い聞かせつつ、実際に何が起きるのかはよく分からないまま日々が過ぎていく感じ。いざ「その瞬間」が来たとき、自分はどう動けるのか…そこが一番モヤっとするところだと思います。 この本は、まさにその“動けるかどうか”の部分を現実の出来事として見せてくれます。感染拡大を防ぐために「やったらアカンこと」から決める姿勢や、旧ネットワークをまるごと捨てる決断、さらには紙と手作業に一度戻す覚悟など、教科書にはまず書かれない判断が並びます。読みながら、自分ならどう動くかを自然と考えさせられるんですよね。そして「バックアップがある=安心ではない」みたいな、うっすら分かっているつもりだった事実に、ちゃんと目を向けざるを得なくなります。 さらに印象的なのは、攻撃の被害者でありながら取引先から“加害者”と見られる現実や、保険や弁護士の対応に振り回される生々しいシーンです。技術の話よりも、「人と組織がどう揺れるか」の部分がむしろ核心になっていて、ここは経営者でなくても刺さると思います。こんな人に刺さる一冊だと思います。自分の会社やチームで「最悪のとき、自分たちは何を守るのか」を考えておきたい人。 怖い話ではあるけれど、読後はむしろ落ち着きます。何があっても、ちゃんと乗り越える筋道は作れるんだと実感できるからです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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