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86―エイティシックス―Ep.14 ―ペイント・イット・ブラック― (電撃文庫)

86―エイティシックス―Ep.14 ―ペイント・イット・ブラック― (電撃文庫)

安里 アサト, しらび, and I-IV

KADOKAWA / 2025-09-10

累計読者数3
平均ハイライト数 26.7件/人
推定読了時間 約4時間20分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事でも人間関係でも、誰かの悪意や思い込みに巻き込まれて「自分が何者として扱われているのか」わからなくなる瞬間ってありますよね。こっちは普通に生きてるだけなのに、相手の都合で化物みたいに見られたり、逆に英雄扱いされたり…。そういうズレに疲れてしまうとき、この巻の抜粋が刺さっている理由がなんとなく分かる気がします。 『86 Ep.14』は、戦場という極端な状況を描きながらも、「人は愚かじゃない。ただ、いつでも賢くはいられない」という言葉が示すように、誰しも弱さに呑まれることがあるという前提で物語が進みます。怒りをぶつけるのではなく、笑いに交えて「自分たちはただの人間だ」と示そうとする姿は、周囲の偏見や価値観に押しつぶされそうなときの呼吸の仕方を教えてくれるようでした。また、戦地と後方の距離があっても「繋がっている」と感じられる場面は、誰かが自分を気にかけてくれている事実を思い出させてくれます。 決して綺麗事ではなく、死や恐怖が平等に訪れる世界で、それでも未来を摑もうと手を伸ばす描写が続くからこそ、「誰かのために立ち続けるってどういうことか」を現実的な重さで考えさせられます。英雄ではなく、ただの人間として、それでも前に進む主人公たちの姿勢が、私たちの日常の足取りにも重なってくるはずです。 周囲の期待やレッテルに振り回されがちな人に、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ギアーデ連邦共和国。そこは日々、旧ギアーデ帝国が開発した無人兵器〈レギオン〉による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対し「我ら、世界に誇る正義たらん」の国是のもと、多大な犠牲を払いながらも周辺国に時に手を差し伸べ、時に手を取り、その脅威を退けていたのだった。 そう——あの日までは。 全戦線の同時崩壊から間もなく、前線の全兵に告げられた後退禁止の命令と後背に敷設された地雷原。征路を〈レギオン〉に、退路を人の悪意に鎖される在り様は“第86区”と呼ばれた戦場と何一つ変わらなかった。いち早く事態を察知したシンたち機動打撃群は、首都に“軟禁”されているレーナたちの支援のもと、リュストカマー基地を本拠に防衛線を構築。かつての轍は踏むまいと奮戦を続け、きたる〈大君主〉作戦実行の時に向けて、希望の火を灯し続ける。しかし苛烈な猛攻の末、ついに〈レギオン〉の魔の手がシンに及び、機動打撃群はかつてない危機を迎える——! Ep.14『ペイント・イット・ブラック』 “悪意で塗りつぶされていく戦場で、俺たちが戦うべき真の敵は——”
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