
なぜか努力できる人が無意識にやっていること
福井 龍介(Ryu)
KADOKAWA / 2025-09-19
この本について
最近、「やりたい気持ちはあるのに、いざ始めると続かない」「そもそも何のために頑張っているのか途中でわからなくなる」という声をよく聞きます。自分も同じで、タスクに向かう前の“入り口”でつまずいて、そのまま一日が流れていくような日が何度もありました。やる気の問題じゃなくて、気づいたら誘惑に吸い寄せられているような感じです。 この本が面白いのは、「努力できる人は意志が強い」のではなく、「そもそも意志力を使わなくて済む仕組みを先に作っている」という視点が軸になっているところです。たとえば、朝一番に“自分らしさ”を言語化しておくと、スランプに入ったときでも踏みとどまりやすいとか、タスクを60分後に達成したかどうか判定できるレベルまで具体化しておくと、取りかかるまでの摩擦が一気に減るとか。抽象的なスローガンではなく、生活の中で再現しやすい動き方がたくさん書かれていて、読んだその日から試せるのがありがたいところです。 個人的には、「誘惑に勝つ」ではなく「誘惑をそもそも感じない状態を作る」という考え方が特に刺さりました。自分はいつも“気合でなんとかしよう”に寄りがちだったので、負けた日を必要以上に責めてしまう癖がありました。けれどこの本を読むと、そこで落ち込む必要すらなくて、入り口を工夫すればいいだけなんだと少し肩の力が抜けます。 行動したい気持ちはあるのに、現実の毎日がなかなか追いつかない人。そんな“自分との折り合い”に悩むタイプほど、この本は静かに効いてくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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