
「まじアポ」を確実に!90秒テレアポ営業術
吉野 真由美
ダイヤモンド社 / 2009-09-17
この本について
テレアポの仕事って、「つながったのに何も聞けずに終わったな…」みたいな虚無感がつきまといますよね。相手の温度感も読めないし、断られたら即終了。こちらも気まずい。僕も新人の頃は、電話を切った後の自己嫌悪だけが溜まっていく感じがきつかったです。 この本を読んで印象的だったのは、魔法みたいな言い回しを覚えるというより、「相手が何を不安に思っているか」を細かく拾いにいっているところでした。読者が保存していた部分も、まさにその“先回り”に反応しているように見えます。たとえば「資料をお届けしてもよろしいですか?」と“送る”ではなく“届ける”に変えるだけで、相手の判断が変わるとか、「高額なものを売られるのでは?」という恐れを先に潰しておくとか、実際の現場で感じていた違和感に、きちんと理由がついていく感覚がありました。 さらに、この本が面白いのは、ひとつの電話で見込みまで見きわめて、そのままアポまで取り切る流れを“現実的な手順”として説明しているところです。勢いで押すというより、相手のメリットを丁寧に見せながら自然に時間の話に移る。その具体的なトーク例が、職種を問わず参考になるんですよね。「こう話せばこう返される」という想定がしっかりしているので、自分の業界に置き換えるのも難しくありませんでした。 テレアポで「結局、何を話せばいいのか」が曖昧なまま電話してしまっている人には、かなり刺さると思います。営業が得意じゃないけど、せめて“無駄な1本”を減らしたい、という人にはちょうどいい現実的な本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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