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阿Q正伝

阿Q正伝

魯迅、井上 紅梅

コルク / 2003-4-4

累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約3時間53分
star総合評価 30/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも人間関係でも、気づいたら「自分は間違っていないはずだ」と心の中で強がってしまうことがありますよね。負けたくない気持ちが先に立って、話がどんどんズレていったり、あとで振り返ると結末そのものが曖昧になっていたり。頭では冷静でいたいのに、感情がふっと暴走するあの感じ、僕もよくあります。 『阿Q正伝』を読むと、そのズレがどんなふうに生まれるのかが、少し距離を置いて見えるようになります。たとえば阿Qが「勝った」と思い込むために、相手が虎や鷹のように強い存在であってほしいと願うところ。現実がどうであれ、自分の負けを飲み込まないために物語を作ってしまう姿が、けっして遠い世界の話に思えないんです。また、孔子の言葉として引用される「名前が正しくないと話が脱線する」という一文も、ありがちな誤解や認知のズレをそのまま突いてきます。自分の中で言葉や前提が曖昧なままだと、議論も気持ちの整理もぐちゃっとしてしまう、あの実感に近いと思います。 この小説の効き方は、劇的に人生が変わるタイプのものではなくて、「自分の中で何が起きているのか」を少しだけ冷静に見直すための距離感をくれる、そんな感じです。自分の正しさにこだわってしまうとき、もやっとした終わり方をしてしまう会話の理由を探したいとき、そこで立ち止まるための材料になると思います。自分の感情の動きを客観視したい人には、とくに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※本書はTeamバンミカスより配信されていた『阿Q正伝 (まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。 日雇い農民が編み出した精神勝利法とは!? 名前も定かでない日雇い農民の阿Qは「精神勝利法」という一種の癖を持っており、喧嘩で負けようが笑い者にされようが、結果を自分の都合の良いように取り替え、心の中で自分の勝利としていた…。「文学」による革命に生涯を賭けた魯迅が、中国社会にはびこる問題を風刺的に描き、辛亥革命の失敗点を強く指摘したとされる『阿Q正伝』他『狂人日記』『藤野先生』など5編を漫画化。 まんがで読破シリーズ 第29巻
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