
大富豪アニキの教え
兄貴(丸尾孝俊)
ダイヤモンド社 / 2012-06-21
この本について
仕事でも身近な人間関係でも、相手の気持ちに寄り添いたいのに、どこか「他人ごと」になってしまう瞬間ってありませんか。失敗した人を励ましながら、心のどこかで距離を置いている自分に気づいて、なんだか落ち込むこともあると思います。僕も同じで、どうしたらもう一歩、相手に近づけるのかずっと悩んでいました。 この本が面白いのは、立派な理論ではなく、「まず自分の童心を取り戻すところから始めよう」という、拍子抜けするほど素朴な提案をしてくるところです。童心って聞くと軽く見えるけれど、好奇心が戻ると目が勝手に生き生きして、人と自然に関わりたくなる。結果として、相手を自分ごとのように扱うことが少しずつできていきます。また、「会いにいく」というシンプルな行動が、実は一番の問題解決になるという視点も、読んでからじわじわ効いてきました。頭で考えるより、動くと関係性が変わり始めるんですよね。 それから、相手の面倒を見ることは、自分も相手に面倒を見てもらうことにつながる、という考え方にも救われました。無理して与え続ける話ではなくて、人は鏡だから、お互いに返ってくるというだけの話。だからこそ、最初から恥を隠さずに差し出すことで、信用が生まれていくという感覚も腑に落ちます。 人との距離感に悩んでいる人や、「もっと自然に温かく接したいのに、うまくいかない」と感じている人には、 quietly 背中を押してくれる一冊だと思います。
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