
愛の宇宙方程式: ―合気を追い求めてきた物理学者のたどりついた世界―
保江 邦夫
累計読者数7
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 70%
この本について
人と関わるとき、自分のほうが先に疲れてしまうとか、相手の気持ちが読めなくて距離を置いてしまうことってありませんか。こちらとしては丁寧に接しているつもりなのに、どこか噛み合わないまま日が過ぎていく感じ。僕も同じで、どう振る舞えばいいのか分からないまま流してしまうことが多いです。 この本が面白いのは、そんな人間関係の悩みに対して「愛とはこうあるべき」と押しつけるのではなく、物理学や合気道の経験から導かれた視点をそっと置いていくところです。たとえば、相手の気持ちを変えようとするより、自分が“愛されている”と思い込んでみるという提案。大げさに聞こえるけれど、実際には、相手に向ける目線がやわらかくなるくらいの小さな変化でいいんだろうな、と読んでいて腑に落ちました。また、見ず知らずの人に声をかけるという行為自体が愛だ、という部分も、行動レベルの話なので妙に腹に落ちます。関心を向けるだけで場が変わることって、日常でもありますよね。 さらに、「原理は作るものではなく、すでにあるものを見つけるもの」という話も、何かを無理にこしらえようとして空回りしていた自分には静かに効きました。関係性でも仕事でも、力づくで“良くしよう”とすると逆に遠ざかることがある。すでにある流れを見つける、という感覚は救いになります。 日常の人付き合いに少し行き詰まりを感じている人にこそ刺さる一冊だと思います。
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