
日本一わかりやすい経営理念のつくり方 (中経出版)
坂上 仁志
KADOKAWA
この本について
経営理念をつくる場面って、「そもそも何を書けばいいのか」より先に、「自分は何を大事にして会社をやりたいんだっけ…」みたいなところで止まってしまうことが多いですよね。つくればつくったで、言葉だけが先走って、会社が急に変わるわけでもない。その違和感のまま放置している人も多いと思います。 この本が効くのは、理念を“かっこよく整える作業”ではなく、“自分の思いに向き合う作業”として扱っている点です。社長が決めるものだとはっきり書かれているし、「つくったらやらなければいけないから皆ひるむ」という現実にも触れていて、妙に安心します。読者が保存していた「私はこの会社で働けてよかった」とか「自分一人では行けなかった場所に行けた」という一節も、理念の先にある“働く人の実感”をイメージしやすくしてくれました。理念は言葉以上に“考え方”で、価値観が合わない人が辞めることも含めて、それが会社をつくるプロセスなのだと腑に落ちます。 WHO・WHY・WHAT・WHOM・HOWの枠に沿って、自分のミッションやビジョンを実際に書いてみる流れも現実的で、読み終えてすぐ手を動かせる感じがあります。理念を磨くことが、そのまま経営や採用の判断基準を整えることにつながっていくのも実感しやすいです。 「言葉だけの理念にはしたくない」と感じている人にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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