
本当のブランド理念について語ろう 「志の高さ」を成長に変えたトップ企業50
ジム・ ステンゲル and 池村 千秋
この本について
仕事をしていると、「結局うちの事業って、何を目指しているんだっけ?」みたいなモヤモヤが出てくることがあります。数字は追っているし、改善もしているつもりなのに、どこか“自社都合のゲーム”を続けている感じが抜けない。私もまさにそこでつまずき続けていて、この本が少し空気を変えてくれました。 特に効いたのは、企業がよく落ちる「自分たちが重要だと思う指標ばかり磨いてしまう罠」を具体的に描いてくれているところ。パンパースの事例は、業界が変わっているのに自分たちのKPIに没頭してしまう怖さがリアルでした。また、理念を掲げること自体ではなく、それを基準にどんな行動を承認し、誰を昇進させるかまで落とし込む話も、自分の現場に置き換えやすかったです。理念が“言葉”ではなく“判断基準”になる瞬間ってこういうことか、と腹落ちしました。 もう一つ印象に残ったのは、「うちはああいう会社じゃないから」と諦めるでも、「奇抜さを真似すればいい」と飛びつくでもなく、土台にある価値観を自分たちなりに表現するしかない、という姿勢です。ブランド理念の話と聞くと壮大に感じますが、生活者にとって価値ある体験をどう積み上げるか、という身近な視点に戻してくれる本でした。 自分のチームや事業に「そもそも何を良くしたいのか」をもう一度探したい人に刺さると思います。私も読みながら、自分が毎朝起きて向かいたい方向を少しだけ言語化できました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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