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夜のこと

夜のこと

pha

累計読者数4
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約3時間29分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 39%

この本について

人間関係って、正解があるようでどこにも見当たらないし、距離を詰めたら詰めたで「これって依存なのか? 普通なのか?」と迷いがちですよね。自立していたい気持ちと、誰かに寄りかかりたい気持ちの両方があるせいで、自分でもよくわからなくなる瞬間があると思います。しかも年齢を重ねるほど、昔みたいに感情だけで走れなくなって、落ち着きを求める自分と、何かを渇望している自分が同居してくる。 phaさんの『夜のこと』は、そのモヤモヤに正面から触れてくる本でした。共依存を「よくないもの」と切り捨てず、むしろどんな関係にも多少は混ざっている現実として描く視点は、救いというより「まあそうだよな」と肩の力が抜ける感覚に近いです。また、性欲や友情や憧れなど、きれいに名前をつけられない感情が入り交じる“人との距離感のリアル”を、無理に整理しないまま差し出してくれるところも読みどころでした。さらに、若い頃の感性が失われていく寂しさや、選ばなかった人生へのまなざしなど、誰しも心のどこかで触れたくなかった部分を、静かに照らしてくれます。 誰かと深く関わりたいのに、うまく距離が取れずに悩んでいる人。あるいは、自分の“欲望や弱さ”をどう扱えばいいのか決めきれずにいる人。そんな方には特に刺さると思います。読んでスッキリするというより、見ないふりをしていた気持ちにそっと名前をつけてもらえるような一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

恋愛、セックス、交際、結婚。少しずつずれた別ものだった。「小説を書きたい」とつぶやくあの子に近づきたくて僕はいま“夜のこと”を書いている―。実話を基にした恋愛短編集。
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