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人を信じられない病---信頼障害としてのアディクション

人を信じられない病---信頼障害としてのアディクション

小林 桜児

日本評論社 / 2016-07

累計読者数5
平均ハイライト数 9.8件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

人間関係でしんどくなると、「自分が弱いだけなんじゃないか」と思いがちですよね。誰にも頼れず、一人でなんとかしようとして、気づいたら感情の扱い方そのものが分からなくなっている。強い依存行動があるわけじゃなくても、心当たりがある人は多いと思います。 この本を読んで一番ぐっときたのは、表に出ないまま蓄積される「暗黙の生きづらさ」が丁寧に言語化されていたところです。幼少期に明確な被害がなくても、安心できる他者との出会いがないまま大人になった人は、感情をうまく出せず、結果的に「人ではなく物に頼る」パターンに向かいやすい。その視点に触れると、これまで自分や他人を「意志が弱いからだ」と片付けていた判断が少し揺らぎます。 もうひとつ、この本が効くのは、アディクションを“行動の問題”ではなく“信頼の問題”として見直す点です。ジムや読書などの単独行動で気持ちを整えようとしてもうまくいかない理由、周囲に助けを求めるのが怖いまま負の感情が溜まっていく過程が、個人攻撃にならない形で丁寧に描かれていきます。読んでいると、「じゃあ自分はどうやって人に頼る練習をしていけばいいのか」という、少し前向きな視線が持ち直せる感じがありました。 過去の環境を大げさに語りたくないけれど、どうしても「人との距離感」でつまずきがちな人にとって、静かに効いてくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

どうしてやめられないのか。薬物、アルコール、ギャンブル、自傷行為、過食嘔吐...誤解と偏見に満ちた依存症の実像に迫る!
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