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哲学的な何か、あと数学とか (二見文庫)

哲学的な何か、あと数学とか (二見文庫)

飲茶

二見書房 / 2018-02-28

累計読者数8
平均ハイライト数 9.9件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 39%

この本について

最近、「自分のやっていることに意味があるのか」とか、「答えが見える仕事ばかり追ってしまっている気がする」と、ふと立ち止まる瞬間がありました。正しさがあるはずだと思って動くほど、むしろ視界が狭くなる感じもあって。そんなときに読み返したのが飲茶さんの『哲学的な何か、あと数学とか』です。 この本が効いたのは、まず“無意味に見える努力”の価値を具体的に描いてくれるところでした。フェルマーやオイラー、ワイルズの話を読むと、結果よりも「なぜそこに人生を賭けるのか」という動機そのものに、人間らしさがあると気づかされます。さらに、ゲーデルの不完全性定理を扱うくだりでは、「そもそも全部を理解しきれない世界で生きている」という前提に、妙な安心感すらありました。全部わからなくていいし、わからないまま向き合う時間が尊いんだと、視点が変わる感覚があります。 そしてもう一つ、この本は“役に立つかどうか”という軸から一度離れてみる余裕をくれます。数学という、一見遠い抽象の世界にも、誰かが人生を懸ける理由がちゃんとある。それを知ると、自分の中の小さなこだわりや探求心も、思っていたよりずっと大事なものに見えてきました。 自分の歩みが遅いと感じている人や、「本質的に意味のあることをしたい」と願いながら迷っている人に特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

数学にだって熱い血が通っている! フェルマーの最終定理という難攻不落な難問。 それに取り組む学徒たちの姿を通して人間が生きる意味を探るテキスト。 数学という学問の真に驚くべき「美しさ」「面白さ」は、この本の余白をすべて使いきっても書ききれるものではありませんが、数学がいかにロマンに満ちあふれた学問であるか、その一端を少しでものぞかせることができていれば幸いです。 (「文庫版あとがき」より)
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