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「無限」に魅入られた天才数学者たち (ハヤカワ文庫NF)

「無限」に魅入られた天才数学者たち (ハヤカワ文庫NF)

アミール D アクゼル and 青木 薫

早川書房 / 2015-08-21

累計読者数7
平均ハイライト数 11.9件/人
推定読了時間 約3時間54分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

最近、仕事でも日常でも「自分が理解している世界って、ほんの一部なんじゃないか」と感じることが増えていて、モヤっとすることがあります。論理で説明しきれないものにぶつかったとき、そこで思考が止まってしまうというか。そんなときに読んだのが、この『「無限」に魅入られた天才数学者たち』でした。 この本は、数学というより「人が世界をどう理解しようとしてきたか」を追う物語に近いです。たとえば、ピュタゴラス派が無理数を前にして世界観そのものを揺さぶられた話は、自分の価値観が崩れたときの戸惑いに重なりました。ガリレオが無限集合の性質に気づいたくだりは、物事を“数えられるもの”として扱う癖がついた頭をほぐしてくれますし、リーマンが直線を「どこまでも伸びているとは限らない」と再解釈した話は、当たり前に思っていた前提を見直すきっかけになります。 読み終えて感じたのは、昔の人たちも私たちと同じように、世界の捉え方に迷ったり、壁にぶつかったりしながら思考していたということでした。数学は難しいものと身構えていた自分でも、彼らの試行錯誤を追っていくうちに、世界の見え方が少しだけ柔らかくなります。 「前提が揺らぐ感覚に怖さよりも興味がある人」に特にしっくりくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

数学に無限は付きもののように思えるが、では無限は数なのか?数だと言うならどのくらい大きい?実は無限を実在の「モノ」として扱ったのは19世紀の数学者、ゲオルク・カントールが初めてだった。カントールはそのために異端のレッテルを張られて苦しみ、無限に関する超難問を考え詰めたあげく精神を病んでしまう……常識が通用しない無限のミステリアスな性質と、それに果敢に挑んだ数学者群像を描く傑作科学解説。
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