
中学生からの数学「超」入門 ――起源をたどれば思考がわかる (ちくま新書)
永野裕之
筑摩書房 / 20151207
累計読者数16
平均ハイライト数 29.6件/人
star総合評価 66/100
start序盤集中型
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この本について
数学に触れるたびに、「これって結局どこが大事なんだろう」とか「中学で習ったことって何ひとつ覚えてない…」みたいなモヤモヤを抱える人、多いと思います。知識として抜け落ちているというより、数学の“見方”がよくわからないまま大人になってしまった感じに近いかもしれません。僕自身、その感覚がずっと残っていました。 この本が面白いのは、公式や定理を並べるんじゃなくて、数学が生まれた現場の思考をたどっていくところです。例えば、円を「中心からの距離が一定の点の集合」としてとらえるだけで、図形問題の手がかりが一気に増える実感が湧くし、負の数や無理数が“概念として世界を見る練習”だったと知ると、あの頃の混乱にも意味があったんだと思えます。文章題が急に味気なく見える理由も、実は“モデル化”という行為が働いていたからだと腑に落ちます。 過去の学び直しというより、日常で考えがつまったときに「どの視点を使うべきか」を取り戻す本に近いです。歴史の流れを知ることで、演繹や分類といった思考の道具を自分の手に戻してくれる感覚があります。 数学が苦手だった人よりも、「考え方の引き出しが足りない気がする大人」に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
算数だけで十分じゃない? 数学嫌いから聞こえてくるそんな疑問に答えるために、中学レベルから「数学的な思考」に刺激を与える…
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