
モビリティーサプライヤー進化論 CASE時代を勝ち抜くのは誰か
アーサー・ディ・リトル・ジャパン
日経BP / 2019-12-21
累計読者数6
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推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
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この本について
部品サプライヤーの仕事って、気づけばOEMやティア1の“流れ”に乗るだけになってしまいがちですよね。自社の強みを言語化しようとしても、どこまで踏み込めばいいのか、逆に踏み込みすぎてリスクを抱えないか…そんなモヤモヤを抱えたまま日々の判断をしている人は多いと思います。 この本は、そうした現場の迷いに対して「どこで戦うか」と「どこまで踏み込むか」を冷静に整理してくれます。例えば、成型加工のように価格競争に巻き込まれやすい領域では、技術の独自性や最適設計の提案力が実際にどう効くのかが具体的に書かれていて、自分の仕事にそのまま置き換えやすいです。また、システム化が魔法の解決策ではなく、踏み込みすぎると収益の刈り取り期間が短くなるという指摘も、現実的で刺さりました。さらに、欧州サプライヤーのように材料・評価・シミュレーションまで踏み込む動きがなぜ強いのかを知ることで、「自社の優位性をどこで作るか」を考える土台にもなります。 OEMの方針やCASEの潮流に振り回されがちな人ほど、自社の立ち位置を落ち着いて描き直すヒントが多い本です。技術系のサプライヤーで、自分たちの勝ち筋を見極めたい人に特に刺さると思います。
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出版社による紹介
CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)というメガトレンドが、世界の自動車メーカーを大きく変えようとしている。その波は、サプライヤー(部品メーカー)にも押し寄せている。 CASEの波は、これまでの「ケイレツ構造」を破壊する。完成車メーカーの開発のすそ野が広がり、ケイレツ構造を維持できなくなってきたからだ。既存のサプライヤー構造を見直し、水平転換モデルへの切り替えを推進する。ただしケイレツを維持する場合でも、その中でサプライヤーの集積化を推し進める。トヨタ自動車やホンダなどで、具体的な動きが出てきた。 このように、CASEは自動車メーカーだけでなく、サプライヤーにも深刻な影響をもたらす。CASE時代に向けて、日系サプライヤーは生き残れるのか。どのように勝ち残り戦略を描けばよいのか。 本書では、日系サプライヤーにとって影響の大きい「CASE」と「脱ケイレツ構造」の加速に焦点を当てて、具体的な勝ち残り戦略を提示している。 CASE時代になっても、すべてのクルマが電気自動車(EV)になるわけではない。ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載するクルマはゼロにはならない。本書では「地に足がついた」現実的な議論によって、自社の強みを生かした既存プレーヤーの戦い方を提示している。 一方、モビリティー産業への新規参入を目指す異業種プレーヤーは、戦い方を間違えるとCASEは脅威になりかねない。異業種プレーヤーがモビリティー産業に参入する際の戦い方についても詳しく分析している。
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