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全社戦略がわかる (日本経済新聞出版)

全社戦略がわかる (日本経済新聞出版)

菅野寛

日経BP / 2019-05-24

累計読者数13
平均ハイライト数 13.8件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 59/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

複数の事業を抱えている会社にいると、「この判断って全社で見たら本当に正しいんだろうか…」とモヤモヤすることが多いですよね。事業部の視点では合理的でも、全社で見ると違う顔をしていたり、逆に撤退したほうがいいのに情で動いてしまったり。頭ではわかっていても、実際の判断となると途端に迷いが出ます。 この本は、その迷いを現実的なレベルで整理してくれます。たとえば事業ポートフォリオの「やめる・まとめる・分ける・始める」をどう考えるのか、PPMを“道具”としてどこまで使うのか、さらには事業部と本社のバイアスの違いをどう扱うのかまで触れられていて、現場の悩みにそのまま重ねられる内容が多いです。特に、唯一の正解がないからこそ「ケースごとにどう判断するか」を具体的に描いているのがありがたいところでした。 全社戦略って、遠い世界の話に見えますが、結局は人や組織の動き方がすべてで、理屈通りにはいかない。その前提を受け入れたうえで、自分の会社にどう落とし込むかを考えたい人に向いている本だと思います。複数事業の意思決定に少しでも関わっている人なら、かなり実感を持って読めるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

多くの会社が毎年、経営計画を作成しているが、ほとんどが事業部門の計画を吸い上げて集約したもの。本社が考え、解決すべき問題は何かが明確にはなっていません。事業部に全てを任せて本社部門は君臨だけしていれば良いというわけではないのです。本社が考え、実行すべき戦略は、部長、事業部門長の戦略・戦術の延長線上にはないのです。 そこで必要なのが「全社戦略」ですが、経営戦略のテキストのほとんどは、事業部の考える「いかに市場を取るか」という事業戦略・競争戦略に関する解説に終始するか、全社と事業部が混在した解説になってしまっています。本社が考え、実行すべき全社戦略について解説した本はほとんどありません。 本書は、社長、経営企画部門、社長室スタッフ必読の全社戦略の解説書。「個別事業戦略」とどう違うのか、個別事業で経験を積んできた経験が、本社目線の戦略構築には役立たないことを明らかにし、「理論」よりも「実践」にフォーカスして解説します。 本書では、CEOの考えるべき全社戦略として、事業ポートフォリオ・マネジメント、事業の中止・開始・統合・分割・売却・買収、事業間資源配分、シナジー・マネジメント、全社ビジョンの策定・浸透、全社組織設計を解説します。 本書で掲載する企業の事例としては、キヤノン、GE、トヨタ自動車、ヤマハ(楽器)、ヤマハ発動機、ボストン・コンサルティング・グループ、ソニー、GE、パナソニックなど。
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