
哲学的な何か、あと数学とか
飲茶
二見書房 / 2018-02-28
累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 36%
この本について
仕事でも人生でも、目の前のことに実用性ばかり求めてしまって、「こんな遠回りして意味あるのかな」と焦る瞬間ってありますよね。効率よく答えが欲しいのに、そもそも何を追えばいいのか分からなくなるというか。自分もよくその迷路に入り込むのですが、この本を読んだ時、そのモヤモヤにちょっとだけ風が通る感じがありました。 たとえば、数学者たちが300年かけて「5次方程式の解の公式」を探し続けた話。実用性があるかどうかより、「わからないものを前にして諦めずに向き合う」という行為そのものに価値がある、という視点にふれると、自分の停滞も少し許せるようになります。また、数学が“真理の積み重ね”ではなく、“記号の関係性の構造物”として考えられるようになった流れを知ると、正しさに固執しすぎていた自分の思考が、ほんの少しだけゆるむ感じがありました。間違えないことより、どう考えるかの土台を見直す時間になるというか。 結局のところ、この本が効くのは、役に立つかどうかだけで判断して疲れてしまった人だと思います。何かを探してぐるぐるしている最中でも、「その迷いごと、生きてていい」と言われているような安心感がありました。
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出版社による紹介
数学にだって熱い血が通っている! フェルマーの最終定理という難攻不落な難問。 それに取り組む学徒たちの姿を通して人間が生きる意味を探るテキスト。 数学という学問の真に驚くべき「美しさ」「面白さ」は、この本の余白をすべて使いきっても書ききれるものではありませんが、数学がいかにロマンに満ちあふれた学問であるか、その一端を少しでものぞかせることができていれば幸いです。 (「文庫版あとがき」より)
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