
自発的隷従論 (ちくま学芸文庫)
エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ, 山上浩嗣, and 西谷修
累計読者数5
平均ハイライト数 3.8件/人
推定読了時間 約5時間4分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 34%
この本について
最近、自分でもよく分からないまま「なんとなく合わせてしまう」場面が増えていないでしょうか。職場の方針に従うのが当たり前になっていたり、変だと思いつつ慣れで流してしまったり。僕も同じで、気づいたら“自分の判断”より“空気”が先に来ていることがあります。 『自発的隷従論』は、そんなモヤモヤを真っ向から扱う本です。といっても、勇ましい解放の話ではなく、「人はいつの間にか従う側に回ってしまうのはなぜか」を淡々と掘っていく。特に、自由そのものを望まなくなるほど習慣が人を形づくる、という指摘は読んでいて胸がざわつきました。圧政とか国家とか遠いテーマに見えて、実際には日常の小さな場面にそのまま当てはまるからです。 何かに“支配されている”と感じるとき、それを力でねじ伏せる必要はなく、「ただ与えない」という視点に救われる人もいるはずです。行動を変えるというより、まず自分がどこで習慣に飲み込まれているのかを見つけるだけでいい。その距離の取り方を、この本はそっと教えてくれます。 「気づいたら流される側に立っていた気がする」という人には、特に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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出版社による紹介
なぜみずから屈し圧政を支えるのか。支配・被支配構造の本質を喝破した古典的名著。シモーヌ・ヴェイユが本作と重ねて20世紀の全体主義について論じた小論と、政治人類学者ピエール・クラストルが本作をベースに「国家に抗する社会」としての未開社会を分析した論考を併録する。
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