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デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀 (講談社学術文庫)

デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀 (講談社学術文庫)

上野修

講談社 / 2011-10-12

累計読者数8
平均ハイライト数 14.9件/人
推定読了時間 約3時間19分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
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この本について

仕事でも人間関係でも、「自分の意思で動いているつもりなのに、どこか流されている感じがする」ときってありますよね。誰かに服従しているつもりはないのに、気づいたら空気や制度に従ってしまっている。そこにうっすらモヤモヤがたまっていく。 この本は、その感覚を正面から扱います。デカルト、ホッブズ、スピノザが考えた「人はなぜ従うのか」「そもそも意志とは何か」という問いを、機械論という少し変わった入口からたどっていく。彼らが描くのは、歯車じみた比喩ではなく、むしろ自分でも説明しきれないほど複雑に動いてしまう「自動機械としての人間」です。読んでいると、意思が純粋に自分のものだという前提がゆらぎ、逆にそのゆらぎが行動の選び方を変えてくれます。 特に効いたのは、ホッブズが言う「誰も最初の履行に踏み出さない限り、権力は実体化しない」という話と、スピノザの「精神と身体の境界線なんて誰も引けない」という冷静さです。どちらも、私たちが思い込んでいる“自分の動き方”に別の光を当ててくれる。 自分の判断や行動の源がどこにあるのか気になってしまうタイプの人には、静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

近代哲学の祖とされ、「心身二元論」に拠ったデカルト。国家契約説をとなえ、「万人の万人に対する戦争」で知られるホッブズ。「神即自然」を主張したスピノザ。十七世紀の哲学シーンを彩る三人の思索は、動乱期のヨーロッパを生きたゆえの魅力にあふれている。神、国家、物体と精神……、根本問題をめぐる三様の思索を、鮮やかに浮き彫りにする。(講談社学術文庫)
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