
男の子のしつけに悩んだら読む本
原坂 一郎
すばる舎 / 2010-11
この本について
男の子の行動に振り回されて、「なんで言ったそばからまたやるの…?」とか「優しく教えたいのに、気づけば怒鳴っていた」という日が続くと、自分の接し方そのものに自信がなくなることがあります。叱り方が悪いのか、根気が足りないのか、それとも自分の子だけ特別に大変なのか……そんなモヤモヤを抱えたまま毎日が過ぎていく感じ、よくわかります。 この本が効くのは、「今すぐ変えようとするほど、余計にうまくいかなくなる」という視点をくれるところです。著者は“しつけ=今ここで行動を変えさせること”ではなく、“その場でどうすべきかを淡々と伝え続けること”だと言い切ります。行動が変わらなくても、伝えた時点でしつけは成立している。その考え方に触れると、毎回結果を求めて焦っていた自分の肩が少し下りるはずです。しかもその伝え方は、「どうしてそんなことするの?」ではなく「これはしないよ」「こっちにおいで」といった、子どもが動きやすい具体的な言葉に変えるだけ。読者が抜粋していたのも、この“的確に伝える”部分と、“穏やかに繰り返す”姿勢でした。 さらに印象的なのは、男の子の行動を「困らせたいから」ではなく「すぐに満足できるから」と理解する視点です。これを知るだけで、無駄に怒る回数が減ります。受け入れることから始める姿勢は甘さではなく、子どもが自然に落ち着いていく土台になる。読者の多くが保存していたのも、“受容”というキーワードでした。 「もう叱りたくないけど、放っておくのとも違うよな…」と悩んでいる人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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