
男の子 育てにくい子ほどよく伸びる
おおた としまさ
主婦の友社 / 2012-09-30
この本について
子どもと向き合っていると、「これって本当に叱るべきなのか」「わがままに付き合いすぎてないか」と自分でもよく分からなくなる瞬間があります。特に男の子はエネルギーが大きいぶん、こちらの心の余白がすぐに削られますよね。頭では「聞いてあげるのが大事」と分かっているのに、実際の現場ではつい大人の都合で動かしたくなる。そのギャップに疲れが溜まっていく感じ、すごく分かります。 この本が面白いのは、「どう扱うか」より先に「子どもの行動の背景」をていねいに見ていくところです。叩く、食い下がる、口答えする、落ち着きがない…どれも“困った行動”に見えがちだけど、それが成長のプロセスだと腑に落ちると、こちらの反応が少し変わります。たとえば、子どもの不満をちゃんと聞いたうえで断るときの伝え方。あるいは、ケンカやいたずらを単なるトラブルではなく、人間関係や判断力を育てる場として見る視点。大事なのは、大人が勝ち続けることではなく、「気持ちは受け取ったよ」と伝えられる余白を残すことなんだと感じました。 読んでいると、「うちの子が悪いんじゃなくて、自分が焦りすぎていただけかもしれない」と少し肩の力が抜けます。完璧に対応する必要はなくて、ただ“譲れるところは譲る”“必要な線は説明して引く”という現実的なバランスでいい。そんな姿勢を思い出させてくれる一冊でした。 男の子の“やんちゃさ”に振り回されている気がしている人ほど、ふっと視界が開くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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