
在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ
中原 中也
累計読者数5
平均ハイライト数 6.4件/人
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 65%
この本について
仕事でも生活でも、ふと「この先どうなるんだろう」と心がぼんやりしてしまう時があります。やることはあるのに前に気持ちが向かず、昔の景色ばかり思い出してしまうような日。強がるほど疲れるし、かといって劇的な解決策が欲しいわけでもない。ただ、自分の足元の感情だけは取りこぼしたくない――そんな状態、けっこうあると思います。 中也の『在りし日の歌』を読むと、そのモヤモヤが少し整理されるというより、「こういう感じ、確かにあるよな」と静かに受け止めてもらえる感覚があります。過ぎていく時間への戸惑いをそのまま書き留めたような「扨、此の後どうなることか……」の弱音や、子どもの頃の音や匂いが急に甦る「思へば遠く来たもんだ」の回想など、どれも説教ではなく、ただ自分の過去と向き合う余白をつくってくれます。さらに、拾ったボタンを捨てられず袂に入れる場面のように、理由のつかない衝動や、説明できない寂しさに名前を与えてくれるのも、この本の大事な役割だと思っています。 現実をただ綺麗に描くのではなく、寒さも迷いも未練もそのまま抱えた言葉だから、こちらも背伸びせずに読める。これまでの自分を振り返ることが怖い人や、日々の移ろいに置いていかれている気がする人に、とくに静かに刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




