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徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

角川書店

KADOKAWA / 2002-01-25

累計読者数9
平均ハイライト数 22.7件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 66/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 44%

この本について

最近、「いろいろ頑張っているつもりなのに、結局どこにも向かえていない気がする」とか、「この歳で何を優先すべきかよく分からないまま日々が過ぎていく」みたいなモヤモヤを抱える人、多いと思います。僕もその一人で、気ばかり焦って雑事に追われ、結局たいして前に進めていないな…と胸が痛む瞬間があります。 そんなときに読むと妙に効いたのが『徒然草 ビギナーズ・クラシックス』でした。兼好法師の言葉は、人生訓というより、弱さや迷いを抱えたまま生きてきた一人の人間の「実感」に近いんですよね。たとえば、やるべきことを先延ばしにして歳を取ってしまう弱さも、腕がありすぎるからこそあえて切れ味の鈍い小刀を使う細工師の話も、変に気合を入れた自己啓発よりよほどリアルに刺さります。過度に理想を追わず、等身大の自分でどう生きるかを考えるきっかけになる本です。 読んでいて特に感じたのは、視点がひっくり返る瞬間が何度もあることです。たとえば、歳を重ねるほど「見苦しくなる」という厳しい描写の裏には、人が老いることの現実を直視する姿勢があって、その誠実さが逆に心を軽くしてくれます。また、弟子の心の緩みを見抜いて声をかける木登り名人の話は、技術よりも「人を見る力」のほうがよほど大事だと気づかされます。 忙しさに流されがちな人、目標を絞りきれずふわふわしている人、そして「自分だけモヤモヤしているんじゃないか」と思ってしまう人には、静かな刺激になる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日本の中世を代表する知の巨人、兼好が見つめる自然や世相。その底に潜む無常観。たゆまない求道精神に貫かれた随想のエキスを、こなれた現代語訳と原文で楽しむ本。現代語訳にも原文にも総ルビ付き。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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