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竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)

角川書店

KADOKAWA / 1987-07-29

累計読者数5
平均ハイライト数 19.4件/人
推定読了時間 約1時間28分
star総合評価 62/100
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この本について

仕事でも私生活でも、長く向き合っているテーマほど「自分の見方が固まってきている気がする…」という不安が出てきます。昔読んだ作品を読み返しても、表面しか思い出せなくて、どこから深めればいいのか分からないまま時だけが過ぎる感じ、僕もよくあります。 『竹取物語』をこのビギナーズ・クラシックスで読むと、その停滞をちょっと揺らしてくれるんですよね。例えば、かぐや姫の成長スピードの裏に「異界の時間」が仕込まれているという視点が入るだけで、あの有名な物語が急に立体的になりますし、月を“美しい象徴”としてではなく“狂気や禁忌の源”として扱っていた古代の感覚に触れると、自分が当然だと思っていた前提が静かに崩れていく。さらに、求婚シーンが単なる恋愛劇ではなく、男性中心の価値観を皮肉る構造だったと知ると、読み手としての姿勢も変わってきます。 古典を神棚に上げるんじゃなくて、「人間って昔からこんなふうに迷ってきたんだな」と等身大で感じられるのが、この本のいちばんの効き目です。昔話に見えて、権威や常識を距離を置いて眺めるためのレンズにもなるので、思考の空気を入れ替えたいときにちょうどいい一冊です。 自分の固定観念をそっと揺らしてほしい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『竹取物語』の大筋については、ほとんどの日本人が知っている。それほどポピュラーなこの物語が、世界で最も古い「SF」ではないかといわれている。アポロ宇宙船が月に到達するより1000年以上も前の日本に、月からやって来た美しい人がいた——という発想にはあらためて驚かされる。SF界の第一人者が、わかり易い文章で、忠実に「古典」の現代語訳に挑んだ名訳! 章の終わりごとに書き加えられた訳者の“ちょっと、ひと息”が、この物語の味わいをいっそう引き立てている。 ※本電子書籍には、紙版収録の竹取物語の原文は収録されておりません。あらかじめご了承ください。
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