
ラクして受かる勉強法
鈴木 秀明
すばる舎 / 2012-07
この本について
勉強を続けていると、「やらなきゃいけないのは分かってるのに、机に向かうと途端に気が重くなる」という時期がどうしてもあります。頑張りたい気持ちと、思うように進まない現実が噛み合わなくて、結局スマホを見て1日が終わる…みたいな。僕も受験期にずっと同じところでつまずいていました。 この本が面白いのは、「やる気を出す」みたいな抽象的な話ではなく、もっと地に足のついた工夫がたくさんあるところです。たとえば、自分をわざと茶化すようなメモを壁に貼って、勉強へのプレッシャーを軽くする方法があるのですが、こういう“気楽に始める仕掛け”って、意外と自分では思いつかないんですよね。また、覚え方を1つに絞らず2~3通り考えてみるという話も、やってみると知識の引き出しが増えて、復習が苦じゃなくなる感覚があります。 それから、過去問を最初に眺めて「どこに力を入れるべきか」を把握するという視点も、行き当たりばったりで参考書を進めがちな人にはかなり効きます。タイムテーブルをざっくり書き出して、300字の日記で勉強内容を振り返るという習慣も、点数が伸びない原因が“気合不足”ではなく“作戦不足”なんだと気づかせてくれます。 さらに面白かったのは、テキストのページごとに「自分ならどんな問題を出すか」を考えるという部分。出題者の視点に立つと、ただ暗記していた内容が急に立体的に見えてきて、「なぜその制度がこうなっているのか」と突っ込みながら理解が深まります。受け身で勉強しているときには得られない感覚です。 「勉強のやり方が合っている気がしない」「やっているのに実力がついている実感がない」…そんな人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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