
NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
加藤陽子
NHK出版 / 2011-07
累計読者数4
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 54/100
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この本について
歴史の話になると、「なんでこんな判断になったのか」が途中で見えなくなって、結局“暴走したから”みたいな分かり方しかできないことが多いですよね。僕もずっとそこでつまずいていて、当時の人がどんな圧力や空気の中で動いていたのかを、もう少し人間レベルで知りたいと思っていました。 この本は、その“見えにくい部分”をかなり丁寧に拾ってくれます。たとえば宣戦布告を避けた背景にアメリカの中立法があったことや、国内で続発していたクーデタ未遂が政府の判断を縛っていたことなど、教科書では一行で流れるところが、実際にはどういう重さで当時の人を追い詰めていたのかが立体的になります。また、満州国建国の説明や、国際連盟での判断が後戻りできない道をつくっていった様子なども、「結果だけ知っている」とは違う手触りで読めます。 読みながら、自分の仕事でも似たような“選択肢が限られていく感じ”ってあるなと思いました。誰かが無謀だったという単純化ではなく、状況が積み重なって出口が狭くなる。その感覚を歴史から学びたい人には刺さると思います。 昭和史を改めて勉強したいけど、人物批判やスローガンで終わらせたくない人にちょうどいい一冊です。
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出版社による紹介
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。満州事変から敗戦までの十五年、政府と軍部が繰り返した“誤算”とは―戦局拡大の要因を1944年→1941年→1937年→1933年の“指導者たち”の姿に見出す。
目次
とめられなかった戦争
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