
八甲田山死の彷徨(新潮文庫)
新田次郎
新潮社 / 1978-02-01
累計読者数6
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約3時間13分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%
この本について
仕事でも日常でも、判断を迫られたときに「これでいいのか」と足が止まることがよくあります。自信がないというより、状況が読み切れないまま前に進む怖さがあるというか…。八甲田山の記録に触れていると、その迷いの正体が少し見えてきます。 この本で印象的なのは、根性論だけではどうにもならない場面で、どれだけ現実を直視できるかという視点です。雪中行軍をめぐる描写には、無理を押し通すとどう連鎖的に崩れていくのかが生々しく書かれていますし、「精神主義に片寄る危険」を指摘する言葉は、現場の状況を知らないまま進めようとする組織の空気にも重なります。また、判断の軸として「誰を信じるか」を選ぶ力が描かれているのも大きくて、結局のところ、人への信頼と任せ方が生死レベルの差につながる、という現実がそのまま突きつけられます。 さらに、指揮官が「責任は自分にある」と静かに受け止める場面は、結果を振り返るときの姿勢としてヒントが多いです。完璧な選択なんて取れないけれど、どこで判断を誤ったかを素直に見つめることでしか前に進めない、という感覚が妙に身近に思えます。 状況判断に疲れてしまった人や、チームを率いる重さに悩む人には、特にしっくりくる本だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進”の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





