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坂の上の雲(七) (文春文庫)

坂の上の雲(七) (文春文庫)

司馬遼太郎

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2009-11-01

累計読者数6
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約5時間14分
star総合評価 59/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 59%

この本について

仕事でも生活でも、判断の軸がぶれるときってありますよね。経験が足りないのか、自信がないのか、それとも周りに振り回されているだけなのか。僕もよく迷うのですが、『坂の上の雲(七)』を読んでいると、人の器や判断がどうつくられ、どこで狂うのかが意外と具体的に見えてきます。 たとえば「大将なのに愚者のようにふるまう」という薩摩の伝統や、「有能な部下に任せ、責任だけは自分がとる」というウドサァの話は、リーダー像に固定観念があると逆に動けなくなる自分に気づかせてくれます。あるいは、訓練が兵の勇怯を決めるという描写を読むと、才能より環境や習慣が人を形づくるという当たり前のことを、胸の奥でようやく理解する感じがあります。敵の出方ばかり気にして動けなくなる将軍の姿も、状況に飲まれて判断基準が外に移ってしまう瞬間の怖さとして、そのまま日常に重なるんですよね。 この巻は、歴史の話というより「人がどう判断し、どう迷い、どこで踏み外すか」の観察記録に近い読後感があります。視野が狭くなるときの兆候や、経験が多いほど正しいとは限らないという事実を、人物たちの行動を通して淡々と突きつけてくる。だからこそ、悩みながらも自分の軸を持ちたい人にじわっと効きます。 迷っている自覚はあるのに、何を基準に決めればいいか曖昧なままの人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

原作のストーリーを追いながら、厖大な資料を駆使して、その背後にある数多くの新事実を発掘!司馬遼太郎の名作『坂の上の雲』をさらに面白くする著者渾身の作! (※本書は2009/11/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
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