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孤高の人(下)(新潮文庫)

孤高の人(下)(新潮文庫)

新田次郎

新潮社 / 1973-03-01

累計読者数4
平均ハイライト数 1.5件/人
推定読了時間 約4時間44分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 50%

この本について

仕事でも生活でも、「自分の軸って何だろう」とモヤモヤするときってありますよね。人に合わせたり、状況に流されたりしながら、気づけば毎日が誰かの都合で動いているように感じる。そんなときに、『孤高の人(下)』の抜粋を読むと、加藤の“自分で決めたレールを走る”という姿勢が妙に胸に引っかかります。 彼は山に登るときと同じように、下界の生活でも自分で決めた規律を崩さない。そこに大げさな覚悟はなくて、ただ「こうする」と決めたことに静かに従っているだけ。でも、そのシンプルさが逆に強い。僕らがよくやってしまう「状況がこうだから仕方ない」という回り道を、一つひとつ外していくような感覚があります。また、「山は山なんだ」という言葉は、他人の評価や役割と自分の大事なものを安易に結びつけない視点をくれる。仕事、家族、将来みたいな現実と、自分が本当に向き合いたいものを同列に扱わなくていいんだと気づかされます。 この物語は、自己犠牲でも英雄譚でもなく、ただ「自分の軸を静かに守ろうとする人間」の姿が描かれています。誰かに振り回されている気がして、自分の時間を取り戻したい人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。
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