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人は感情によって進化した 人類を生き残らせた心の仕組み (ディスカヴァー携書)

人は感情によって進化した 人類を生き残らせた心の仕組み (ディスカヴァー携書)

石川幹人

累計読者数8
平均ハイライト数 14.8件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
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この本について

最近、感情に振り回されているだけなのに、なぜこんなに疲れるんだろう…と感じることが増えていませんか。怒りにしても不安にしても、自分で選んでいるつもりはないのに勝手に沸いてきて、あとから「なんであんな反応したんだろう」と反省する。そのループに、じわっとしんどさが溜まっていく感じ、よくわかります。 この本がおもしろいのは、感情を「鍛えるべきもの」とか「抑えるべきもの」と捉えずに、もっと根っこの“進化の歴史”から説明してくれるところです。怒りが上下関係を示すためのサインだったとか、嫌悪は“とりあえず少し避ける”ための仕組みだったとか、私たちが無意識にやっている反応の多くが、実は昔から受け継がれたパターンだと知ると、感情への見方が少し落ち着くんですよね。さらに、「感情と認知はいっしょに働く」という説明も腑に落ちました。考えているつもりで、実は感情の側が先に動いていた、という場面が思い当たりすぎます。 読んでみて感じたのは、「なぜ自分はこう感じるのか」を言葉で説明できるようになると、行動の選び方が少しラクになるということです。怒り=攻撃モードだと気づけば距離を置く判断がしやすくなるし、自己呈示欲が強い相手を「めんどくさい人」で片づけず、集団を回すための機能だと捉えられるようになる。そんな視点の転換がいくつもありました。 自分の感情を“性格”で片づけず、もう少し構造で理解したい人に刺さる一冊だと思います。

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