
伊藤真の刑法入門
伊藤 真
日本評論社 / 2003-02
累計読者数4
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推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 58/100
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この本について
法律って、言葉は知ってるのに「実際どう動いているのか」が霧のまま……というモヤモヤ、ありませんか。特に刑法は、ニュースでもドラマでも触れるのに、結果が悪いから悪いのか、行為そのものが悪いのか、といった根っこの発想で急に分からなくなることが多い気がします。僕自身ずっとそこが整理できずに、なんとなく理解したつもりになっていました。 『伊藤真の刑法入門』は、その霧をほどくように「刑法が何を守ろうとしているのか」から説明してくれる本です。たとえば、行為無価値と結果無価値の対立を、抽象論ではなく「ピストルの引き金を引いた瞬間にどこを見るのか」という視点で語ってくれますし、正当防衛と緊急避難の違いも「正対不正」「正対正」という位置づけでスッと入ってきます。また、公訴時効と刑の時効のように、ドラマでは一緒くたにされがちな制度の違いも、実務の流れに沿って理解できるようになります。 読み終わったあと、「刑法って、社会のルールを罰する仕組みじゃなく、人の自由を守るためにあるんだ」という腑に落ち方をするのが、この本の一番の効きどころだと思います。ニュースでの法律用語が気になってしまう人、あるいは勉強としてではなく“世界の見え方”として刑法を知りたい人に刺さる本です。
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