
基本刑法I---総論
大塚 裕史, 十河 太朗, 塩谷 毅, and 豊田 兼彦
累計読者数7
平均ハイライト数 163.1件/人
推定読了時間 約10時間43分
star総合評価 78/100
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この本について
勉強していて、「結局どこまでが正当防衛で、どこからが過剰なのか」「共同正犯って“気持ちの共有”と“行為の分担”のどっちをどれくらい見るのか」みたいなモヤモヤが残ること、ありませんか。条文は読めるけど、実際の場面に落とし込もうとした瞬間に霧が出てくるあの感じです。僕自身もそこがずっと腹落ちしないままでした。 『基本刑法I 総論』は、その霧を少しずつ薄くしてくれるタイプの本でした。例えば正当防衛では、侵害の態様や選択肢、行為態様など具体的な要素を積み上げて主観を推認していく判例の視点が丁寧に示されていて、「机上の三要件」から一歩出た理解ができるようになります。共同正犯や幇助でも、中間説や因果的共犯論の“どこがポイントなのか”が、事例を通すことで少しずつ立体的になる感覚がありますし、違法性の錯誤や中止犯の判断も、抽象論ではなく「なぜその結論になるのか」を実務ベースで確認できます。 大げさに世界が変わる本ではないですが、判例の微妙な線引きを「そういうふうに見るのか」と自分の中に持ち帰れる一冊でした。条文と判例の間で迷子になりがちな人に刺さると思います。
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出版社による紹介
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