
越境学習入門
石山恒貴 and 伊達洋駆
日本能率協会マネジメントセンター / 2022-03-01
累計読者数10
平均ハイライト数 12件/人
推定読了時間 約3時間19分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
職場の外に出ると、言葉が通じない感じとか、居心地の悪さだけが残って「これって結局なんだったんだろう…」とモヤモヤしたまま終わってしまうことがあります。戻ってきた職場でも、前より少しだけ浮いてしまう。自分が変わったのか、周りが変わっていないのか、その境目がよく分からなくなるんですよね。 『越境学習入門』は、この“説明しづらい変化”を言語化してくれる本でした。越境は華やかな成果を出すためのイベントではなく、アウェイで生まれた違和感を抱えたままホームと行き来し続ける中で、少しずつ視点が変わっていく営みとして描かれています。主語が抜け落ちる職場の慣れた文脈から離れて、自分がなににこだわっているのかを見直すきっかけになるところも、実感としてしっくりきます。 そして戻ってきてからの「二度目の葛藤」こそが大事だ、と言い切ってくれるのがありがたいです。すぐに周囲を巻き込めなくても、モヤモヤを抱えたまま少しずつ新しいやり方を試す。その地味な積み重ねが、組織に小さな変化を起こす土台になる。越境経験を特別扱いしすぎず、でも無視もしない、その距離感が心地よい本でした。 仕事の停滞感をどう扱えばいいか分からない人や、「あの違和感は無駄じゃなかったのかもしれない」と思いたい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
越境学習とは 〝冒険者〞を育てる学習のメカニズムである 日本企業にはイノベーションが足りない、と言われるようになって久しい。 足りないイノベーションを求め、多くの企業で毎日のように会議が行われている。 だが、足りないのは、イノベーションではなく、〝冒険〞なのではないだろうか。 「冒険だなんて、中二病じゃあるまいし…」と笑わずに聞いてほしい。 未知なる領域に足を入れ、思いもよらないような出会いをしたり、 これまでの常識が通じない世界で、自分の意外な能力に目覚めたり、 仲間と共に困難を乗り越える経験を通して、新たな智恵を授かったり、 広い世界を知ることで、自らの新たな使命に気づいたりする〝冒険〞。 トラブルに巻き込まれて道に迷ったり、 リスクを取って挑戦してみたものの、大失敗したり、 想定外のことばかり起きる〝冒険〞。 苦い現実と格闘し、泥沼を夢中で進んでいった先に見える新しい世界、新しい道、 新しい自分、なにか新しいものを手に入れる〝冒険〟。 ドキドキハラハラする…からこそ、ワクワクする〝冒険〟 日本企業に足りないのは、そんな〝冒険〟であり、 冒険する力を備えた〝冒険者たち〟ではないか。 そして、境界を超え、冒険に身を投じる力、冒険を楽しむ力、冒険し続ける力を持った 冒険者たちを育てるプロセスこそ越境学習なのではないか。 それが、働く人たちを対象とした越境学習の研究を通して、我々が見出した仮説だ。 本書は、企業がどうすれば〝冒険者たち〟を育て、 その力を企業が前進する力にできるのかを、 企業における越境学習の研究を通して著したものである。 ただし、〝冒険者たち〟と共に進む道は、これまで歩んできた道から外れ、 行く先も分からない道なき道になる…かもしれない。 そんな〝冒険者たち〟と共に自らも〝冒険者〟となる覚悟のある方にこそ、 この『越境学習入門』を勧めたい。 越境学習の世界へようこそ 越境学習とは、個人にとって居心地のよい慣れた場所であるホームと、居心地が悪く慣れない場所だがその分刺激に満ちているアウェイとを往還する(行き来する)ことによる学びです。越境学習者は、アウェイで違和感を抱き、葛藤や無力感、もどかしさを味わいますが、それを乗り越えた結果、前提を疑い、不確実な状態に耐えられようになります。 つまり、越境学習とは冒険者を育てる学習のメカニズムなのです。 近年では、越境学習に多くの企業が注目していますが、そのプロセス、全体像は明らかになっていませんでした。 本書は、多くの越境学習者への詳細な調査に基づき、その全体像を解説し、企業と個人が越境学習を開始・実践する方法を詳細に提案します。 【目次】 序 章 ホームとアウェイを行き来する 第1章 越境学習とはなにか 第2章 なぜ今、越境学習なのか 第3章 越境学習でなにが起きているのか 第4章 「越境」人材を組織に活かす 第5章 ケーススタディ
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