
食い逃げされてもバイトは雇うな~禁じられた数字〈上〉~ さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (光文社新書)
山田 真哉
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この本について
数字の話になると、なんとなく身構えてしまうことがあります。会社の利益とか投資の話とか、わかるようでわからないまま「まあ、こんなものか」で流してしまう。でもその曖昧さが、仕事の判断やお金の扱いであとからじわっと効いてくるんですよね。僕自身、数字に苦手意識があった頃は、同じようなモヤモヤをずっと抱えていました。 この本は、いかにも“会計の専門書”っぽい顔をしているのに、実際はもっと日常の視点を整えてくれる内容です。たとえば、数字には必ず「言外の意味」があるという話。6時53分集合と書かれているだけで、相手がどんな姿勢で仕事をしているかまで読み取れてしまう。こういう“裏のニュアンス”に気づけるようになると、会議やメールの受け取り方が少し変わります。また、利益率や当期純利益のような指標も、一度使いどころがわかると「会社の実力」をざっくりつかむのに役立ちます。「数字の暴力性」を割り算でほぐす発想も、日常の不安にそのまま使える感覚でした。 数字が苦手というより、距離の取り方がわからないだけかもしれない。そんな人にしっくりくる一冊だと思います。僕もそうでしたが、世界の見え方がほんの少し整うだけで、仕事での判断が楽になります。
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