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聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か (講談社現代新書)

聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か (講談社現代新書)

岡崎勝世

講談社 / 199609

累計読者数4
平均ハイライト数 29件/人
star総合評価 61/100
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この本について

仕事でも日常でも、物事の“前提”がずれている気がするけれど、何が原因なのかうまく言語化できないことってありませんか。自分も、歴史や宗教が絡む話になると急に霧がかかったようになってしまい、その違和感の正体をずっと探していました。 『聖書vs.世界史』を読んで面白かったのは、「歴史の見え方そのもの」が聖書解釈によって大きく揺れてきた、という事実を具体的に追えるところです。例えば、聖書の年代がヘブライ語版か七十人訳かで全然違い、どの年号を採用するかによって“世界史”が別物になる話や、黙示録が新大陸発見やチェルノブイリ事故の受け止め方にまで影響してきた流れを知ると、歴史ってこんなに不安定な基盤の上に立っていたのか…と地味に衝撃を受けます。また、マキャベリが宗教的世界観とは別に「政治の論理」を切り出した背景を読むと、価値観がぶつかる現代の空気にもつながってくるものがありました。 過去の議論をただ知識として積むというより、「今の世界の認識のズレはどこから来ているのか」を落ち着いてたどれる本です。歴史や思想の大きな枠組みにモヤモヤを感じている人には特に刺さると思います。

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