
フリクリ 2 (角川スニーカー文庫)
榎戸 洋司、GAINAX
角川書店 / 2000-10-01
累計読者数3
平均ハイライト数 14.3件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 62/100
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この本について
大人と子供のあいだでずっと立ち止まってしまう感じ、ありますよね。年齢は進むのに、中身が追いついていない気がする。振るべき場面で動けなかったり、逆に妙に理屈っぽく取り繕ったり。自分でも「何やってるんだろう」と思うのに、どう扱えばいいかよくわからないまま日々が過ぎていく。 『フリクリ2』は、そういう曖昧な時期の“動けなさ”や“照れ”や“言い訳”を、そのままの荒さで見せてきます。ナオ太がバットを振れない理由や、好きな子の名前を言えなかった幼さ、父親が生きていたことにただ嬉しくなってしまう瞬間。どれも立派な成長物語じゃなくて、判断がズレたり、偶然に流されたり、後から自分でも説明できなくなるような感情ばかりです。でも、そのぶれ幅の中に、少しだけ前に進めるきっかけみたいなものがある。 読みながら、「特別じゃない自分のままでも進める場面があるのかもしれない」と思えてきます。大きな決断ではなく、隣にいた子とミルキーを食べて笑ったような、小さな選択の積み重ねが自分を変えていたりする。そんな実感にじわっと触れられる本でした。 子供っぽさが抜けないまま大人をやっている気がする人に、特に刺さると思います。
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出版社による紹介
頭がよくて学級委員で市長の娘。自分を特別な女の子だと思っている少女ニナモリ・エリが密かに愛する相手は、なんとわれらが主人公ナンダバ・ナオ太であった。ひょんなことからナオ太の秘密を知ったニナモリは、その夜、ナオ太の家に泊まることになり、急接近。貞操の危機、命の危機、おまけに地球の危機にまで発展する話題沸騰アニメの小説版第2巻。自称・世界一不幸なナオ太少年の、茫然自失&七転八倒な日々に、救いはあるか?
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