
子どもたちは夜と遊ぶ(上) (講談社文庫)
辻村深月
講談社 / 2005-05-07
累計読者数5
平均ハイライト数 2.2件/人
推定読了時間 約7時間50分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 47%
この本について
人と話していて、本当は嬉しいことや前向きな気持ちを口にしたいのに、誰かの冷めた視線が頭をよぎって言えなくなる時があります。自分でもよく分からないまま、必死になることから距離を置いてしまうこともあって、あとから「なんであの一歩を踏めなかったんだろう」と悩むことがあるかもしれません。 『子どもたちは夜と遊ぶ(上)』を読んでいると、そうした小さな揺らぎが、登場人物たちの中で丁寧にすくい上げられていきます。例えば、誰かの批判を恐れて素直な感情を閉じ込めてしまう感覚や、逃げ出したくなる子どもたちの気持ちに触れると、普段言語化できない弱さが自分の中にも確かにあると気づかされます。また、他人の持ち物ばかり輝いて見える心理や、人間が余計な欲を抱えてしまう仕組みが物語に自然となじんでいて、読みながら自分の視点がゆっくり動いていく感じがあります。 特別な解決策が提示されるわけではないのに、登場人物たちが少しずつ殻を割っていく姿を見ていると、自分ももう少し正直でいていいのかもしれないと思える。そんな物語です。人間関係の中で「本音をどこまで出していいか」迷いやすい人には特に刺さるはずです。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
もう、一人の夜には帰りたくない―。残虐非道な事件に潜む、孤独な殺人鬼と彼を操る共犯者の存在。罪の意識に苛まれながらも、二人の間で繰り返される恐ろしい殺人という名の遊びは、一体いつまで続くのか!?そして傷つけずには愛せない、歪で悲しい恋の行方の結末とは...。辛い過去を孕んだ事件の真相は少しずつ解き明かされ、漆黒の闇を照らしていく。
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