
方法序説 (角川ソフィア文庫)
デカルト and 小場瀬 卓三
角川学芸出版 / 2011-04
累計読者数3
平均ハイライト数 22件/人
推定読了時間 約1時間46分
star総合評価 59/100
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この本について
日々仕事で判断を迫られるのに、自分の考えがどこまで信用できるのか分からないまま動いてしまうことってありませんか。気づけば、他人の意見や既存の枠組みに合わせているだけで、「自分で考えた」と言えるものがどれだけあるのか心もとない。そんなモヤモヤを抱えているときに、デカルトの『方法序説』を読み返すと、妙に落ち着く瞬間があります。 この本がくれるのは「こう考えなさい」という正解ではなく、デカルトが自分の理性をどう扱ったかのプロセスです。たとえば、複雑な問題を一気に扱わず、いちど最小の要素にまで分解してから再構築していく姿勢。あるいは、曖昧な知識を疑って削り落とし、確かだと言えるところから積み上げるという地道な手つき。さらに印象的なのは、彼自身が「全体をきちんと点検した」という確信に至るまで列挙と再検討を繰り返すところで、これは仕事のプロセスにもそのまま応用できます。 読みながら、「判断を外側に依存しがちな自分」に気づかされる一方で、思考が動き出す感覚もあります。世界の本質を語る哲学書というより、考える技術を鍛え直すための地味だけど確かなワークに近いかもしれません。 自分の判断の根っこを整えたい人、もしくは「一度ちゃんと考える」という行為を取り戻したい人には、とても相性がいい一冊だと思います。
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出版社による紹介
哲学史上もっとも有名な命題「我思う、ゆえに我あり」を導いた近代哲学の父デカルトの名著を新装・復刊。人間に役立つ知識を得たいと願ったデカルトが、懐疑主義に到達する経緯を綴る、読み応え充分の思想的自叙伝。
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