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般若心経講義

般若心経講義

高神覚昇

PHP研究所 / 1987-03-16

累計読者数3
平均ハイライト数 12.3件/人
推定読了時間 約3時間
star総合評価 43/100
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この本について

仕事でも日常でも、状況に振り回されて「結局、自分は何を基準に動けばいいんだろう」と立ち止まってしまう時があります。目の前のタスクに追われながら、心のどこかで「もう少し根っこのところを整えたい」と思っている人も多いはずです。僕もよくそこでつまずきます。 『般若心経講義』を読んで感じたのは、仏教的な世界観が“ふわっとした精神論”ではなく、かなり地に足のついた「ものの見方の再調整」になるということでした。読者の方が保存していた箇所は、まさにそこに触れていて、例えば「色即是空・空即是色」のように、物質も心も固定した姿ではなく“関係性の中で立ち上がるもの”として見る視点が繰り返し語られます。これが入ると、目の前の問題に対して“どれが本質で、どれが揺らいでいい部分か”の仕分けが前よりラクになる感覚があります。 もう一つ印象的なのは、智慧(般若)は知識ではなく「聞く → 考える → 実践する」という三段階で育つと説明されていた点です。理屈だけで分かったつもりになっても前に進めない理由が、ここで腑に落ちました。結局、行動の足がつかなければ彼岸には渡れない、という話は、仕事の改善や習慣づくりにもそのまま置き換えられます。 宗教書というより、“自分の認知のクセを静かに整えてくれる本”という距離感です。思想書を読むときに「実生活に落ちる感じがほしい」という人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

一千数百年にわたって読みつがれ、唱え続けられてきた日本人の心の原点「般若心経」。「色即是空」「観自在」「不垢不浄」…この経典を成す262文字は、何を語りかけるのか。本書は、斯界第一の語り手である著者が、一句一句に現代的な考察を加えつつ、精緻に解説したものである。今をより強く生きる力と知恵を与えてくれる好著。 【PHP研究所】
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