
イリュミナシオン ランボオ詩集 (角川文庫)
アルチュール・ランボオ、金子 光晴
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約4時間38分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
なんとなく心がざわつく日ってありますよね。理由がはっきりしないのに、体の奥に不快な渇きがある感じとか、誰かに自分の大事な部分を勝手に持っていかれたような理不尽さを覚えたりとか。考えたいのに頭が動かず、気づけばポケットの中身みたいに気力がこぼれ落ちている、あのどうしようもない感覚です。 ランボオの詩を読むと、そのモヤモヤが「整理される」というより、「そのままの姿で置いてよい」と思えるようになります。たとえば血がにごるような倦怠は、彼の言葉に触れると、自分だけのものじゃなかったんだと少しゆるむし、親や誰かの価値観に挟まれて息苦しくなる感覚も、遠回しではなく、生身の言葉として描かれていて妙に救われます。さらに、何も考えられない空白の時間や、破れたポケットみたいに自分の制御外で失われていく日常の手ざわりまで、ちゃんと世界の一部として扱ってくれるところが励みになります。 うまく説明できない不調を「それでも存在していい」と包んでくれる本がほしい人に刺さると思います。詩集というより、静かに自分の内側を拾い直すための部屋に近い一冊です。
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出版社による紹介
パリで詩人としての人生を焼き尽くした早熟の天才・ランボオの代表的詩集『イリュミナシオン』。
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