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自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

谷川 俊太郎

累計読者数7
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 31/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも日常でも、自分の気持ちを言葉にできないまま、ただ流されてしまう時ってあります。何か感じているのに、うまく掴めない。そんな空白みたいな時間が続くと、ふと「自分は何を大事にして生きてるんだっけ」と不安になることがあります。僕自身もそういう時期に、この詩集を読み返すことが多いです。 谷川俊太郎さんの詩は、悩みを直接解決してくれるわけではありません。でも、言葉の輪郭がゆるむ瞬間に、自分の感覚が少しだけ自由になるんですよね。例えば「万有引力とは ひき合う孤独の力である」という一行は、孤独をなくすのではなく、孤独のまま誰かとつながる可能性をそっと残してくれます。あるいは、吊り革につかまって七頁で「一人の男の一生を要約してしまう」ような場面に出会うと、世界の雑さと深さの両方を受け入れられる気がしてきます。子どもの体の中に「明日が用意されている」と言われると、未来を予測するより、目の前の小さな生命力に目を向ければいいのかもしれないと思えてきます。 この本が効くのは、何かを変えたいけれど、大きな答えを求める気分じゃない時です。言葉の形がほぐれた瞬間に、自分の固まった考えもいっしょにほどけていく。その感じを味わえる人には強く刺さると思います。特に、感情をそのまま抱えて歩くしかない日が続いている人には、そっと呼吸を戻してくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

デビュー以来、半世紀を超えて人々に喜びと感動をあたえてきた二千数百篇におよぶ全詩から、作者自身が厳選した173篇を収録。
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