
最後の晩餐 (文春文庫)
開高 健
累計読者数12
平均ハイライト数 16.7件/人
推定読了時間 約3時間49分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%
この本について
仕事でも生活でも、気づけば「何のためにやってたんだっけ…」と手段ばかり磨いてしまうことがあります。効率とか正しさばかり追って、本来の欲や興味がどこかに行ってしまうあの感じです。 『最後の晩餐』を読んでいると、そのズレを強制的に戻されるような瞬間があります。歴史や旅先での食のエピソードが容赦なく出てくるのですが、そこに描かれているのは料理そのものより、人がどれだけ切羽詰まると何を食べ、何を語り、何を信じるかという生々しい姿です。人肉の話もあれば、屑物から生まれた名料理の話もある。極端なエピソードを通して、僕たちが普段忘れている「欲の原点」みたいなものを否応なく思い出させられます。 同時に、開高健が何度も触れる「目的を見失い、手段だけが走り出す」という指摘が、妙に今の生活に重なるんですよね。食べることすら効率化されていく時代で、自分の行動が何に支えられているのかを立ち止まって見直すきっかけになります。きれいごとではなく、「人は矛盾したまま生きていて、それでもそれがその人だ」という視線も救いになります。 日々、理由を見失いがちな人。ちょっと立ち止まりたいけれど、説教くさい本は読みたくない人。そんなタイプにじんわり効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
ヨーロッパ社会において2000年以上にわたり、人々の日常生活や精神活動の礎となってきたキリスト教は、多くの名画を生み出す源泉となってきた。ヨーロッパ美術の歴史の中で、聖書の物語がどのように描かれてきたか、名画のなかに聖書がどのように息づいているのかを読み解き、数多くの美麗な図版とともに、わかりやすく解説。
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